ホーム > ステンレス製品のお手入れ


ステンレス製品のお手入れ



お手入れ


ステンレスは定期的にお手入れをする必要があります。
特に工場地帯で煤や鉄粉が付着しやすい場所や、海岸が近く潮風にさらされている場所では
お手入れをおこたるとさびを誘発し、「もらいさび」を起こします。従って、ステンレスは
決して「サビない」ものではなく、むしろ「サビにくい」金属と言えます。
一旦発生したサビは落とすことが難しいので、ステンレスの汚れに注意して日頃からこまめに
お手入れをしてください。サビの発生を防ぐことができます。一般の場所であっても常に
清浄に保つよう、定期的なお手入れが必要です。
お手入れ方法は通常、柔らかい布でから拭きまたは、水拭きをしてください。
水拭きをした場合は、必ず乾いた布で拭いて水分を完全に取り除いてください。
上記の程度ではなかなか汚れが除去できないときは、水拭き後、中性洗剤液や石けん水を
スポンジや布に含ませ、拭きとるようにします。その後、十分に水拭きをして洗剤が
残らないようにしてください。
ベンジン、シンナー、みがき粉、タワシなどを使って清浄することはお避けください。
変色、キズ、塗装ハクリの原因となります。

清掃階数の目安

お手入れ画像

注意 海岸地帯、工業地帯などの環境では比較的早くサビが発生し、台風通過時には
内陸部まで海岸地帯同様の塩害が発生することがあります。
このような場合は、サビが発生する前にこまめにお手入れ(清掃)する必要があります。

注意 製品の細部までお手入れされる場合は、板金製のため手を切る恐れがありますので、
必ずゴム手袋などで手を保護するようにしてください。


ステンレス 内・外装の汚れとサビ


  • 建物の環境によるもの
    1. 道路工事や建設工事の際、飛散する土砂、ほこり、鉄粉などの付着による汚れ
    2. 汽車、電車の制動時に発生する鉄粉の付着による汚れ
    3. 自動車やバスの排気ガス中に含まれる亜硫酸ガスなどの汚れ
    4. 工場、ゴミ焼却場、下水処理場、ビルの冷暖房設備などから発生する煤煙や
      亜硫酸ガスによる汚れ
    5. 海岸地帯の潮風や塩分を含んだ雨水の影響による赤サビ
    6. 温泉地帯で発生する各種ガスによる汚染
  • 汚れの原因となる付着物
    1. 鉄粉や塩分の付着物
    2. 指紋のあと
    3. 油脂類、セメントなどの付着
    4. 表面保護用粘着フィルムののり転着物
    5. 各種清掃薬液のたれあと

ステンレスの特性


ステンレスは英語名でStainless Steelと表記され、直訳すると「ステンレス鋼」となり、
これが日本での正式名称です。ステンレス鋼は含有されるクロム(Cr)が酸素と結びつき、
表面に自己再生可能な薄く緻密な保護被膜(酸化被膜)を形成し、この保護被膜が外部の
腐食要因から保護します。





Copyright, 2024 TAJIMA METAL WORK Co., Ltd.All rights reserved.
田島メタルワークは三和グループです